音楽史
『西洋音楽史』の難易度と感想:クラシックの通史を一冊で
『西洋音楽史』はどんな人向け?
グレゴリオ聖歌から二十世紀音楽まで、クラシックの流れを一冊で見通したい人向けです。「クラシック」という制度そのものを相対化する視点が得られる定番の通史です。
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この本の位置づけ
中世の聖歌から現代音楽まで、約千年の西洋音楽を「クラシックという制度がどう生まれ、どう黄昏を迎えたか」という一貫した物語で描く通史です。音楽史入門の定番として最初に名前が挙がる一冊です。
読んでよかった点
- 時代ごとの様式変化が「なぜそうなったか」の因果で説明され、丸暗記にならない
- 「クラシック=偉大な芸術」という思い込みを歴史的に相対化してくれる
- 新書ながら参考文献が充実しており、次に読む本を選びやすい
気になる点
- 個々の作曲家や名曲のガイドではないため、曲目ガイドを期待すると肩透かし
- 二十世紀以降の記述は駆け足気味
『音楽の基礎』で語彙を用意した後の二冊目に最適です。ここで得た歴史の骨格が、続く『音楽の聴き方』の議論を支えます。
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よくある質問
- クラシックをほとんど聴いたことがなくても読めますか?
- 読めます。曲目の知識よりも歴史の流れを重視した構成で、読後に聴きたい曲が増えるタイプの本です。
- この一冊で音楽史はカバーできますか?
- 西洋芸術音楽の大きな流れは押さえられます。ジャズやポピュラー音楽は対象外です。
この書評は読書マップ
『【難易度別】西洋音楽史・クラシック入門におすすめの4冊と読む順番』
の一部です。分野全体の読む順番はマップをご覧ください。
公開日: 2026/7/5